7月に入り、蒸し暑い日が徐々に出て参りましたが、これからくる猛暑に向けてみなさまと見るも鮮やかな「マーブリングうちわ」を作りました。
「マーブリング」とは、マーブリング液の水面に数色の絵の具を垂らし、水面で広がったり、混じりあったりしてできたマーブル模様を紙に写し取るアート技術です。どんなものかイメージがわきにくいと思いますので、作り方、作業風景をご覧ください。準備に時間がかからず、気軽に行えるのでとてもオススメです。
<作り方>
①まず、専用の溶液の中から好きな色を何色か選んでいただき、水を張った容器の中に数滴垂らしていきます。
②次に、垂らした溶液をストローを使って、息を吹きかけていき、マーブル模様を作っていきます。
③マーブル模様が出来たら、白い用紙を水面に置きます。
④紙をのせて10秒後に紙をすくい上げます。
あら不思議!!紙にマーブル模様が転写されました!こちらをお一人様当たり2枚作っていただき(うちわの両面に貼る為)、⑤古新聞紙の上に乗せて一晩乾燥させます。
⑥うちわの骨組みの外枠にマーブル模様を転写した用紙を片面ずつノリ付けします。
⑦両面貼ったら余分なところをハサミで切ります。
⑧ノリ付けが甘いところを再度のりつけし、シワを伸ばして完成です!!!!!
認知症の方々に対するアートセラピー(色彩療法)というものが近年注目されており、線の引き方や形の取り方、色の選び方など自ら判断することで感情の表出ができるという効果が言われています。このような活動を通して、感情のこもった個性豊かな作品を作りだせたのではないかと考えます。