前の記事でも速報として挙げさせていただきましたが
9月9日に千葉市に上陸した台風15号の影響についてご報告いたします。
当施設始まって以来の大惨事に成すすべもなく・・・
職員が出来ることはご利用者様の安全確保だけでした。
停電と断水は4日間に及び、電気のない中、厨房での業務も精一杯でした。
小型発電機に大型扇風機をつなぎ、薄暗い中ですが
少しでも涼をとって頂こうとしました。
そんな中でも職員の励みになったのはご利用者様の笑顔でした。
「あなたたちも大変なんだからね」と言ってくださいました。
停電・断水と共に最も深刻だったのは電話などの通信手段が途絶えていたことです。
法人内の各拠点や行政機関・業者等からの連絡は入っていたと思うのですが
全く連絡が通じず・・・
こちらの状況をお知らせできたのは翌10日でした。
ランタンや発電機、飲料水など、多くの物資を法人内の施設が届けてくださいました。
普段、備蓄していたはずの物品ですが、こういう状況になって初めて
何が・どこで・どれだけ必要なのか痛感させられました。
↑これは職員間で検証作業を行い、今後に生かしていきたいと思っています。
法人本部が中心となり
「何が必要なのか」「被害状況は?」
など、的確に聞き取りを行ってくださり、対応してくださいました。
私たち現場の職員ではどうしてもまとまらないことを
きちんと『第三者の目』で見てくださったことで
私たちも冷静になることができたと思います。
最も困ったことの一つが「洗濯ができないこと」でした
すぐに法人内の各施設から時間を決めて洗濯物を取りに来てくださり
また届けてくださいました。
家庭ではほんの少しのことが集団になると大きな課題になることも感じました。
報告②へ続きます。