梅雨入りの時期が気になる今日この頃です。大変遅くなりましたが、5月に行ったジャガイモの収穫についてご報告致します。
ジャガイモは梅雨に入ると雨で収穫ができず収穫適期を逃してしまったり、芋が濡れて傷んだりしやすいため、梅雨に入る前に収穫したほうが良いとされています。毎日天気予報を確認しながら晴天が続く日に狙いを定めた結果、5月26日(水)、27日(木)の2日間に渡り収穫を行いました。
ご利用者様と一緒に、クワやスコップなどを使い収穫作業に当たり、掘り起こすたびにジャガイモが出てくると、「うわ~!たくさん出てきた!!すごい!すごい!」と普段あまり感情を表に出さない方も面白いようにジャガイモが取れることで、夢中になって取り組まれておりました。
「女学生時代、野菜研究会に入っていて、野菜を育てたのよね~。」「昔、実家の農作業を手伝ったとき、よく親父に怒鳴られたな~。」などジャガイモの収穫を通して、会話が弾み、昔を懐かしむ方が多くいらっしゃいました。
認知症の方は、最近の記憶を保つことは困難ですが、昔の記憶は保持されていることが多く、昔を思い出して言葉にしたり、相手の話を聞いて刺激を受けたりすることで脳が活性化し、認知症の進行の予防となります。また、思い出に浸り、お互いに語り合う時間を持つことで精神的な安定がもたらされる効果も期待でき、ジャガイモ畑を通して身体機能の維持、向上を図りつつも日々の楽しみの一つとなるよう取り組みました。
皆さんに収穫したジャガイモをお持ち帰りいただいたところ、ご家族様にも大変好評でカレーや肉じゃが等、様々な料理に使っていただけ大好評に終わることが出来ました。
6月には今回収穫したジャガイモを使った料理「モチモチのじゃが餅」「新じゃがでポテトチップス」「カレーバター風味のジャガイモのホイル焼き」に挑戦していきますので、みなさん楽しみにしていてくださいね!!!