特別養護老人ホームセイワ若松ブログ

今年も菖蒲湯🛀

セイワ若松では、今年も菖蒲湯を行いました

特養:5月2日(日)~ 4日(火)

デイ:5月3日(月)~ 5日(水)  の日程

良い香りがしてとても好評でした

【菖蒲湯とは】

本来、端午の節句に入り、関東では主に柏餅を、関西ではちまきを食べる習慣があります

こどもの日に菖蒲湯に入る由来は端午の節句の歴史と深い関係があります。端午の節句は、古代中国において、月の初めの厄払い行事として生まれました。 古代中国では、雨季を迎える5月は病気や災厄が増えることから、邪気を祓うために菖蒲を使用した行事があります。菖蒲の持つ強い香りが邪気を祓うとされていたため、邪気払いに菖蒲が使用されていたようです。また、菖蒲は菖蒲湯として使用されるだけでなく、お酒に浸して飲むこともありました。

端午の節句に菖蒲を使用する風習が日本に伝わり、平安時代には、宮中行事として端午の節会が行われます。端午の節会では、香りの強い菖蒲を身に付けたり、菖蒲を丸く固めたものを飾ったりしました。鎌倉時代から江戸時代になる頃には、端午の節句は男の子の行事として認知されます。当時は武家社会だったため、「勝負」「尚武」などの言葉にかけられた菖蒲に、男の子が逞しく成長することを願いました。当時の風習を残しながら、端午の節句は今日に至るまで続いています。菖蒲湯は体をいたわるだけでなく、厄除けの効果やこどもの成長を祈るための行事です。 菖蒲湯はリラックス作用や血行促進が期待できる他、肩こりや腰痛予防にも効果があると言われます。こどもの日に家族で菖蒲湯に入ることもおすすめです

【柏餅を食べる由来】

端午の節句に柏餅を食べる風習は、江戸時代に日本で生まれました。柏は、冬になっても葉を付けたまま過ごし、新芽が吹く頃に落葉する特徴があります。後継ぎができるまで葉を落とさないため、縁起担ぎのめでたい木と言われています。神事に欠かせない餅を縁起の良い柏の葉で包んだ柏餅を端午の節句に食べることにより、男の子が元気に育つことを願っています。柏の木は西日本にはあまり生育していません。また、江戸には跡継ぎを大事に考える武家が多く存在していたことから、柏餅を食べる風習は関東を中心に東日本へ広がりました。

まだまだ新型コロナウイルス感染症は終息しませんが、セイワ若松でも感染防止に努め、入居者の皆様・デイサービス利用の皆様が健康で安心して過ごせるように願っております